1947-11-08 第1回国会 衆議院 鉱工業委員会 第31号
これまでのように、帝大、高文試驗というようなものでなしに、あらゆる方面から役人をとつて、そうして進級ごとに試驗をやつていくというふうなあのやり方は、大體深津さんが申されましたようなことが、結論としてねらいになるのではないかというぐあいに私は考えております。
これまでのように、帝大、高文試驗というようなものでなしに、あらゆる方面から役人をとつて、そうして進級ごとに試驗をやつていくというふうなあのやり方は、大體深津さんが申されましたようなことが、結論としてねらいになるのではないかというぐあいに私は考えております。
例えば高文試驗のような、高文試驗を通つた特定官吏というものはなくなるだろうというだけでは不安心でありまして、國会が必ずこれをなくするというような制度にして置かなければ実行はできないのではないかと思います。 第二に國会が立法以外の方法で、公務員制度に関與する方法としてこれもいろいろございますが、例えば人事官の選任をするというふうなことに國会が関與する。
從來の官吏制度がいわゆる國民から浮き上つたところの天皇の官吏として國民に君臨し高文試驗あるいは封建的な階級制、身分制というようなものによりまして、下級官吏から截然と離れたところの一つの官吏群をつくつて、非能率的な、獨裁的な、戰爭中は特に軍閥と協力をしてそのお先棒を務めてきた。
すなわち帝大を出て、高文試驗に合格して、各省に見習として配属され、一、二年後には地方官廳の課長、局長に轉出をいたしまして、課長室や局長室で民情を聽いているのであります。その見習期間及び任官後の数年間は、先輩官僚によつて、いかにしてその独善性と形式主義を習得するかの指導を受けている期間なのであります。